朝、ケージをのぞいたら、いたはずの保護っ子がいない!!
頑丈なケージまで、驚くような方法で破って逃げ出している!!((+_+))
ちっちゃな隙間、壊れるはずのかなったクリップ。
人でも開けにくい金具。
見事に破って脱走~~~🐾
それが連日、いろんな子が替わりばんこ!
左のコユキ姉さんは、なんとタンスの下の段を引き出し、その奥に(*'▽')
「あれ?」と、引き出しを押し戻したら
「ふわっ」っと弾力が💦
慌てて覗いて笑ってしまいましたよ☆
右のマム母さんは、信じられないケージ抜けをやってのけたはいいけれど、行き場に困っているようです。
戻すのがまた大変💦
当然捕まるわけもなく・・・
かといってそのままでは、ほかの保護っ子におびえて、隠れたままそこで排泄も(´;ω;`)ウッ…
網戸なんか簡単に破ってしまいます!
なぜ、ここまで???
もう、何の心配もないのに・・・
いえいえ当然なんです。
彼らが一緒に暮らしていた家は、人がいなくなったり、ご飯をもらえなくなったり・・・
突然の仕打ちに戸惑いながらも、とにかくお腹を満たすために近隣を探し回りました。
それが長年、たくさんの猫がいることを快く思っていなかった人の目に触れ・・・
捕まった仲間は戻ってこなかったり、その場で命を奪われたりしてしまいました。
こんな状況の中から、すんでのところで保護された経験。
全てが恐ろしく、ケガをしてでも逃げ出そうとするのは当たり前。
大変な暴れよう、攻撃性、すべては恐ろしい経験が作り上げた結果。
それを
「かわいくない」
とはとても言えませんね。
毎日、猫についての緊急ヘルプが舞い込んできています。
「邪魔」「迷惑」という意見は声高に語られます。
当然の権利として。
でも、その陰で、
「そんなにしなくても・・・」「それは理不尽・・・」
と心を痛めている人は声を上げられず、助けられない自分を責めている・・・
痛めた心が病になるほど、悲惨な光景は意識から離れていかないのです。
「迷惑」という観点は、度を超すと他人の行為や、必要のないと考えた生き物をすべて否定しかねません。
また、日本の社会は、
「人に迷惑をかけない」
ことを最も美徳としているので、
「迷惑」という言葉は、水戸黄門の印籠のごとく、誰も反論する余地を与えないのです。
そこに同調圧力が加わり、心優しい温厚な感覚の人は、どんどん言葉を失っていきます。
ただし現代はSNSの普及で、そういった人のつぶやきが、直接・間接的に発信される機会も出てきました。
*****ここでもう一度*******
【動物の、遺棄、虐待は違法です】
ただ、行き過ぎた頭数が近隣の生活に支障となっていることも確かです。
★★★だからこそ、『地域猫活動!』★★★
*不妊手術をして、増えないことを前提に
一代で終わる命を暖かく支援、見守り、共生していく*
猫は人の生活とともにその地に付いて進化した生き物です。
決して山では生きられないし、縄張り外へ出れば生きることは困難なのです。
「ご飯」・「トイレ」・「寝床」があれば
避妊した猫は、ほとんど移動しません。
あとは、ゆったりとした時を共に過ごしていただくだけ。
しかも外の子は、平均2~3年の命なのです。
人の感性は様々です。
優しい人が苦しまないよう、押しつぶされないよう
生き物を慈しむ心は、同時に
人の弱者をも救う!!
イケイケどんどんの昭和、平成は終わります。
成熟した文化が、優しさを後押しできる そんな
「令和」が訪れますように(祈)