「昨日から見かけてた猫が、車の下に入ってしまって動かないんです!」
朝一番のご連絡。
駆け付けると、見事に並んだ生コン車!!
こんなにいっぺんに見たの初めて\(^o^)/
その一台の下にうずくまるちっぽけな姿。
もらったカリカリご飯にも反応薄く・・・
衰弱と判断し、保護の支度をして出直し。
その間、運転手さんたちがずっと見守っていてくれました💛
車の下に這いずりこんで、慎重に洗濯ネットをかぶせると、
少し驚いたものの、ほとんど抵抗なし。
キャリーではさすがに暴れたものの、触れた感触の儚さで限界なんだと💦
「費用は僕が出しますから!」
と男前のお申し出と、もぐり込んだ車両の主の名前をいただき、
”シン吉” くんはやってきました(#^.^#)
早速ご飯や水を与えてみても、自力では食べられない。
瞬膜が出たほとんど開けられない目、
詰まって臭いも分からない鼻、
骨格標本のように浮き上がった背骨。
内側に指が入るほど凹んだお腹に弱々しいあばら骨。
尻尾ばかりが目立って立派なその姿は、極度の脱水と飢餓の極致。
シリンジで、カロリー強化食を流し込むと・・・
飲み込んだ~~~
から始まり、少しづつサポート食を食べるようになりました。(口の中に問題がありそうでしたが)
そして驚くことに!
とっても人懐っこいゴロニャン(=^・^=)
健診結果
未去勢、極度の脱水、栄養失調、
中程度の歯周病と前歯が折れてる、
7歳~の若干高齢。
そして、白血病擬陽性。
元飼い猫なのは間違いないでしょう。
ただ、去勢もされておらず、責任を持った飼い方ではなかった?
シン吉君
日に日に元気を取り戻して、
「なでて~~~ あそんで~~ こっち来て~~」
と騒いでおります♡
ただ、発症は無いものの、白血病を持っている疑いが強いので、他の預かり猫たちと一緒にはできません。
さて、どうしよう・・・
穏やかな余生、過ごさせてあげたいけれど・・・
保護して、検査をして、感染症があったら元に戻す・・・
なんてわけにはいきません。
これからは今までの分も、安心をあげたい💕
素敵な男性陣がつないでくれたかけがえのない命です!
出会えた奇跡、車の下に入って動けなかったのも奇跡、
偶然の重なりでやってきた大切な子です。
この先かかるであろう、膨大な費用と配慮しながらのお世話。
それでも余りある信頼と命が喜んでいる姿を見ると、なごみますね(#^^#)
見かける猫、一匹一匹に物語があります。
猫にとって嫌な梅雨がやってきました。
猫っ毛は乾かないので、低体温になってしまいます。
その中で懸命に生きてる姿、温かく見守って下さいね☆