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4日の記事にあったTNRの3兄弟。
保護日直前に下半身を引きずった状態で目撃されて以降、
行方不明になっているもう1匹がいたんです💦
車通りの多い国道沿い
亡くなってしまったんだろうと諦めて数日、なんと、その子がご飯を食べに現れた!!
下半身を引きずったまま、畑を横切り、石垣を苦労して登って、時には農業用の網に引っかかってしまい…そのあとには血の道ができてる(泣)
生きようと懸命な努力を続ける小さな子、放っては置けません!
こういう時、見てしまった人も、今この時も家の外であの子が苦しんでると感じてしまう人も、共に深く傷ついています。
そこは高山市から1時間、隠れてしまうので会えるかはわからない…
なのに、駆けつけてすぐに発見!!
直前まで探しまわったのに見当たらず諦めかけていた依頼者さん、
驚きすぎて動悸がおさまらず(@_@)
助けてほしい! というメッセージなのか、持っている運なのか?
手負いの必死さで、深い藪に逃げ込む体に負担をかけないよう、何とか保護に成功!!
連れ帰ってみて見ると…
覚悟はしていたものの、状況はひどいものでした💦
動かない後ろ足は重なって真っ黒になり、尻尾もタランと下がったまま。
そして…
膿で覆われた足には、数えきれないウジが入り込んでる((+_+))
ただ、神経の損傷状況がわからないので迂闊に動かすことができません。
首を長くして待った翌朝受診したところ、脊髄損傷の可能性が大きいとのこと。
とりあえず虫を除去する薬を塗布、抗生剤を打ってもらったけれど、
命が持つかどうかのレベルで、それ以上はなにもできないとのことでした。
ウジによる穿孔は痛みも体への負担も大きいはず…
思い切って、二人がかりで下半身を洗ってみると
黒く見えていたのは畑の土、その下から、広範囲に皮膚がはがれ化膿した足が出てきました。
壊死は免れているようです(ほっ)
コンクリートや畑を懸命に這い、ご飯を求めてた…
どんなに痛くてつらかったことでしょう(泣)
それでも、あきらめることができない、命のすさまじさと残酷さを改めて思い知らされました。
保護2日目の今日、最初の腐敗臭もほとんどなくなり、ようやくご飯を食べるように。
そして(*^▽^*)
足が動いてる!!
まだ、神経反射程度で、意思をもって動かしているわけではないようですが、
彼(男の子でした)はまだ1歳になったばかり。
その若さに賭けるしかありません!
痛みがどの程度なのか、今後自力排泄が可能なのか…
心配は尽きませんが、良いことが一つ!
それは、猫の存在を迷惑と思っておられた依頼者さんご夫婦の変化です。
今回の件をきっかけに、
・猫たちが懸命に生きている現実を
・車の事故がもたらす恐ろしさを
・亡くなっていく過程の残酷さを
・そういう環境である認識を
初めて真剣に受け止めたそうです。
そして、そういう現代に、不幸な命を生み出さないために、
室内飼いや不妊手術が重要であることを、身をもって感じたとのことでした!
手術をした3匹、大切に面倒を見ます!
とおっしゃってくださいました。
この状況に打ち勝ってほしいと願ってつけた名は、
ショウ(勝)くん。
元気になったら、兄弟のように大きな目のかわいらしい子に戻るでしょう💛
その日を願ってお世話していきますね!
皆様の応援よろしくお願いします(#^^#)