今年の5月に下半身を引きずった状態で
保護された勝(しょう)くん
脊椎損傷のために下半身が麻痺しており
草むらの中やコンクリートの上など
動かない下半身を引きずりながら
懸命にご飯を探し求めていました。
そんな勝くんの下半身は
皮膚がずる向けになり化膿…
そしてそこにたくさんのウジが
保護直後はお医者さんにも
「生きられるか分からない」と言われましたが
勝くんの回復力を信じること約3ヶ月…
現在はゆっくりなら歩き回れるように
実際にお散歩している様子(動画)は
インスタグラム(@mofukko_hida)をご覧ください!
体力もついてきて遊びたい思いが爆発
ケージから出して欲しいと鳴いたり
階段やちょっとした段差にチャレンジしたり
1歳の元気な男の子になってきました
もしあのときご飯を食べにきていなくて保護できなかったら
勝くんは下半身の麻痺、そしてウジによる穿孔の痛み…
毎日とてつもない痛みに襲われながら
徐々に体力を奪われて亡くなっていたでしょう。
外で亡くなる猫たちのほとんどは
怪我や衰弱により少しずつ命を削られ
苦しみながら亡くなります。
事故で即死はめったにありません。
いつ事故に遭うか分からない。
いつ他の動物に襲われるか分からない。
ご飯も毎日ありつけるか分からない。
外の世界で生きている猫たちは
命がけの過酷な日々を過ごしています。
「元々は野生動物だから外でも生きていけるだろう」
「地域の猫たちがいる場所なら上手くやっていけるだろう」
こんな安易な考えで飼っていた猫を外へ捨てる人がいます。
(猫は野生動物ではありません)
家で生きていた猫たちは外での過ごし方を知りません。
知らない場所でどこへ行ったら良いのかも分からない。
エサの取り方だって知りません。
猫には縄張りがあるので
外の子と急に仲良くはなりません。
怖くて動けずに衰弱して亡くなる…
または事故にあったり他の動物に襲われたりして
負った傷に苦しみながら亡くなっていく…
残酷で悲惨な現実が待っています。
家の子は外では生きていけません。
人間だって「同じ地球上だから」と
土地も言語も文化も知らない地域に
何も持たずに放り出されたら…
猫だって人と同じ生き物です。
ぜひ家族として最期まで一緒にいてあげてください。
もし事情があってどうしても難しいときは
まずは周りに相談してみてください。
1人のときはどうしても視野が狭くなりがちです。
大人数で考えた方が解決策も見つかりやすいです。
「この子の幸せのために」
そう考えて悩んでいるけど答えが出ない…
そんな方はもふっこひだにもご相談ください。
良い方向に向かうようご協力します。
勝くん応援よろしくお願いします
どの子にも幸せな未来が訪れますように
●お問い合わせはこちらから