悲しい知らせが入りました。
この春、新しいおうちに行ったばかりのゴールデンレトリバーの男の子。
元気溢れる、まだ2歳。
死因は”熱中症”
庭のあるご家庭が多いからか、この地方ではまだ
「外飼いの犬」
を希望される方がおられます。
この地方かつては、最高気温31℃で
「わ~~暑い!」
と言っていた記憶、まだ新しいですね。
でも今は、36℃ 37℃と
体温を上回るような気温が当たり前になってしまいました。
地面の温度はもっと高く、コンクリートや石、アスファルトなどでは、65℃を超えるとまで言われています。
もちろん散歩などもってのほか!
肉球のやけども後を絶ちません。
そんな現代、いくら日陰にいても、周りの熱風にさらされるわけです!
かなり広範囲の影や、木立や水辺を通って冷やされる空気がなければ、フライパンの真ん中にいるようなもの。
よく見かけるのは、犬小屋や物陰など、体が隠れるのがやっとのような影しかない場所につながれている光景。
数十センチ先には、高熱の地面と熱い空気が💦
犬は、人間のように汗をかきません。
つまり、体温調節が難しく、暑さに弱い生き物なのです。
わずかに熱を出せるのは、口と肉球。
自分で居場所を変えることもできず、とにかく水を飲んで耐えるしかない。
しかも、その水さえ干からびていたり、お湯になってしまってる・・・
一度上がって調節不能になってしまったら戻すことは難しく、命を奪います。
猫は自分で移動できることが多いので比較的暑さには強いですが、ケージに入れているときや、一部屋から出さない場合は、当然注意が必要。
ただし、猫の場合は、寒さのほうが大敵ですが。
とにかく!!
現代では、犬の外飼育は、よほど広い暑さ除けの設備がない限り不可能であることをご理解いただきたいのです!!
人が暑いときは、犬はもっと暑い!
犬も猫も体温は人より1℃ほど、高い程度。
小型犬より大型犬のほうが低い傾向にあります。
いずれにしてもこの猛暑は未知の領域。
外飼育が普通だったころとは違うんです。
また、外飼育でも生きてはいます、でも
『耐えている』
ということに気づいてほしいんです。
若い間は耐えられても、高齢になったり少し体力が落ちた時には持ちこたえられません。
結果として、寿命は短い・・・
犬も猫も今は家族ですよね?
彼らが、外で耐えているとき、素知らぬ顔で室内で快適に過ごしている・・・それは家族ではありません。
もちろん室内でも条件が悪ければ同じことですが。
亡くなってしまった子は帰りません。
”熱中症”は 飼い主が防げることです。
実は身近にしょっちゅう起きているこの状況。
連れて歩くからこそ、車での熱中症も頻発しています!
『昔とは違う』
多くの方のご理解と、お声かけ、配慮、どうかお願いしますm(__)m
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*もふっこひだでは、犬も室内飼育を基本とさせていただいています。気候の良いときに外にいるのは構いませんが、暑さ、寒さ、悪天候の際には、室内や準ずる場所をご用意いただいています。もちろん室内犬はすべてです。
また、室内飼育ですと、気持ちが通じやすくなる傾向もあるようですね。
人によって運命を決められてしまう立場の犬猫。
送り出した私たちにも責任があります。
二度とこのようなことがないように伝えていくことも、役割と感じています。
わんこたちからの願い、よろしくお願いいたしますm(__)m
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<写真は、ポメラニアンのジャン君>
超の付くビビりでしたが、少しづつ心を開いてくれるようになりました(^^♪
素敵なご縁がありますように☆
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