泣くこともできないほど衰弱した兄弟
生後2週間ほど?
頭と耳の位置から見ると、もう少し大きい気もしますが、何せ体重が228gと218g
せいぜい2週齢弱ほど、飢餓と脱水が進んでがりがり💦
それもそのはず、
お母さんは、先週の土曜日に事故死しているのだそうです!
何度も工場の中に入ろうとするのを追い払ってた
昨日子猫の鳴き声に気づいて探してみると、見つかった!!
まさか子育て中とは思わなかったそうです。
すでに4日たってる!
お腹がすいて必死で泣いていたのでしょう。
油まみれの足やお腹、それでこすった目は、風邪の涙と油でカチカチに固まっていました。
お母さん 子猫のところに行こうと必死だったんでしょう。
望むと望むまいと、妊娠したら生まなければなりません。
でも、今の街に、猫が安心して出産できるところはどこにもない!!!
縁の下も、納屋も、倉庫も、猫が入れない構造になっています。
そして、普段全く使わない場所でさえ、貸してはもらえない・・・
こんなに残酷な出産、想像できるでしょうか?
食べ物も、昔のように小動物はいません。
町のどこにも居場所がなくて、残飯をあさるしかない、
そんな生活が、猫たちの存在をあぶりだし、さも増えているかのように見えています。
猫は、人と一緒に暮らすように進化した生き物。
人家のない地域や山には住めないのですから。
今年の保護依頼、下呂市、郡上市に集中しています。
猫の避妊去勢、地域猫の考え方、飼い猫の手術や室内飼いが十分伝わっていない・・・実感です。
*餌をやって管理する = ゴミを荒らしません
*不妊手術を行う(雄雌とも)= いずれ減ります
*トイレと居場所を作る = 糞尿被害と入り込みを防ぎます
これは、住環境が急激に変化して居場所を失い、そこらじゅうで邪魔にされてしまっている猫を救うだけでなく、苦手な人にとって有効な手段です。
「餌やり禁止」は、問題が拡散するだけでなく、人の心をも傷つけ地域を分断する、全く無意味な方法であることはかなり広まっている事実なのですが。
手術をした猫は行動範囲が狭く、けんかも少なく、
ただ、のんびり過ごしているだけの穏やかな存在となります。
令和の今になっても、その存在さえ許さず、
「なぜ迷惑しているのに殺処分しないのか?」
と声高に詰め寄る人がいます。
現代社会では通用しない、法律も変わっているのに。
法律が変わった、それは、多くの人がそうあるべきと考えている、ということです。
ただ、伝わっていない・・・
助けたいと思っている人が思いのほかたくさんいます。
声高に言えないだけ
なぜなら、助けたくてもすべての責任を負うほどの覚悟ができないから・・・
でもそれは悪いことではありません!
迷いながら、相談しながら一歩づつでいいんじゃないかな?
できることを、懸命に、それが命を救うことであるならなおさら!
自分の心が豊かに、それを見るお子さんに想像力とやさしさを、
たくさんの気づきがある、素敵な機会だと思います(^^♪
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大切なお母さんの命と引き換えに、見つかった2匹。
絶対幸せにならなきゃ!!
保護主さんが保温をしてくださったおかげ
よく生きていてくれました💛
空っぽの胃腸に負担をかけないようこまめな給仕と見守り、
スタッフ 夜通しのお世話が始まりました。
また、名前が決まったらご報告しますね!