今年の10月、とある田舎から保護さたランボくん。
そこでの彼の暮らしは残酷なものでした。
家から離れた小屋でポツンと1人暮らしていたランボくん。
小屋はあっても雨風がしのげるようなものではなく
高く積もった糞尿をかき分けて自分で居場所を作っていました。
誰にも声をかけられることなく、もちろん散歩もしたことがない。
ランボくんは野生のサルよけのために、小屋につながれていたのです。
つながれた状態ではサルが来ても太刀打ちできず、怪我をしても治療してもらえることはありませんでした。
そんな状態を見かねたAさん。
お散歩に連れて行ったり、ご飯をあげたりしてくれました。
毎日通っているうちに、ついには飼い主さんから「連れてってくれ」と言われてしまい…。
壮絶な10年を過ごしてきたランボくん。
もう歳も14歳。
これからの余生はこれまで以上の幸せを味わって、穏やかに過ごしてほしい!
そう願って里親さんを待っていました。
そこに声をかけてくださったのは、とても優しいご夫婦
ランボくんの保護経緯を聞いて、一度会いたいと連絡をくださいました。
ただその時は保護して間もない頃。
まだ検査等が終わっていなくて、もしかしたら感染症を持っている可能性もありました。
でもご夫婦は「たとえそうであっても、家族に迎えたい!」そうおっしゃってくださいました
14歳といえども、まだまだ元気なランボくん!
笑顔でお散歩に出かけ、綺麗なハウスと暖かい毛布に囲まれてお昼寝
毎日を幸せに過ごしていました♪
しかしそんな幸せの矢先、ランボくん、右脚が炎症を起こし痛がるように。
病院で診てもらったところ、骨に異常はないものの、脾臓と前立腺に異常が見つかりました。
脾臓の異常は悪性リンパ腫の可能性もあり、手術や抗がん剤など、適切な治療をしなければ、余命数ヶ月と言われています。
また精密検査や今後の治療は長期になるため、高額な費用もかかります。
これまでのランボくんの生活や、14歳という年齢を考えると、体に異常が見つかっても不思議ではありません。
もしかしたら、随分と前から異常そのものはあったのかもしれませんし
過酷で気が張り詰めるような毎日から、安心できる家族との生活に変わり、ホッと一息、緊張から解き放たれたことで、症状が表れたのかもしれません。
里親さん、ご家族で相談され出された決断は
『ランボくんは、既に大切なかけがえのない家族です。可能な治療を行い、どれだけでも長く一緒にいられたらと思っています。』
幸せの先に待っていた困難。
でもそれを一緒に乗り越えようと支えてくださる里親さん。
本当に感謝しかありません。
こんな素敵なご縁をいただき、ランボくんは幸せ者です
ありがとうございます
ランボくんはもう1人じゃありません。
里親さんと一緒なら、どんな困難にも挫けずに立ち向かえます!
私たちもできる限りの協力をしながら、1日でも長く家族との幸せの時間を!そう願っています!!
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