先日幸せ報告をした、はな・おうぎ兄弟のもう1匹の兄弟"てい"くん。
2匹が保護されてから遅れること1週間、そこで発見されたのが、ていくんでした。
遅れてしまった分衰弱の激しかったその子は、飢餓と脱水に加え、感染症にも負けそうな状態でした。
炎症でふさがって膿がたまった眼は、毎日切開しなければならないけれど、とても痛がります。
そして、高熱。
耳の皮膚から、ぷつぷつ液体が玉になって出てくるようなすごい高熱が続き・・・
何とか一命をとりとめた時には、首が右に傾き、そのまま右回転を続けてしまう、行動異常が出ていました。
癒着してしまった両目の瞬膜は開くことができず、かろうじて光を感じている程度・・・
後に手術も受けましたが、すぐにふさがってしまいました。
そして、眼球が
ずっと揺れてる「眼振」の症状も出ていました。
ずっと揺れてる世界・・・
気持ちが悪いですよね
考えただけでも酔ってしまいそう
“てい”と名付けたその甘えん坊な男の子
慣れた部屋の中なら動けますが、やっぱりあちこちにぶつかったり、まるでブルドーザー。
不安な世界に適応するためか、脳機能障害だからなのか、ずっと右回転を続けます。
それはそれは、長時間。
「今日は何キロ歩いたんだろ?」
「ていてい(愛称です)は、まっすぐ歩いてるつもりなのかな」
そんな生活の中、彼が獲得したのは
超マッチョな体!!!
信じられないほど歩いているので、肩から首、前足にかけてモリモリの筋肉!!!
がっしりとたくましい体に成長しました(^^)/
ただ、預かり宅の宿命、どんどん新人さんが入ってくる・・・
そうなると雰囲気が変わって、見えない ていていにとっては不安の種。
そして始まったのが、マーキング!!
それも、そんじょそこらの量じゃなく、いたるところに
猫にとってマーキングは、人間が自分のものに名前を書いておくようなものなので、悪気はありません。
でも、とても生活できない(´;ω;`)ウゥゥ
ということで、怒らなくてもよい方法 「お・む・つ」
マッチョな体に、おむつがなぜかよく似合う、愛嬌たっぷりのていてい
ブルドーザーのようにやってきて膝に入る姿は、とにかく愛らしい(*^▽^*)
いつも揺れてる見えない世界に何とか適応して懸命に生きてるていてい。
不安になると大きな声で呼んでる。
マッチョな体は、彼の必死さの証なのです。
ハンディがあっても、かわいさは増すばかり (⋈◍>◡<◍)。✧♡
今日も、回ってますよ!
この感染症を予防するのは、ワクチンです。
年1回の大切な愛情ですね!