日曜日、「車庫の段ボールで鳴いている子猫を見つけた!!」
というご連絡。
休日で保健所がお休み、相談を受けた担当の方がもふっこひだを教えてくださったそうです。
保健所は、乳飲み子は育てません
日曜日でよかった!!
依頼者さん、猫がいるなんで全く知らず、突然鳴いてるのにびっくり。
後でわかったこと、この子たちのお母さんは金曜日に事故で亡くなっていたそうです。
子猫はふつう、お母さんが帰るまでじっと黙って待っています。
それは、敵に見つからないためとても大切なこと。
危険を冒してまで鳴くのは、お母さんが帰ってこなくて、お腹もすいて不安で・・・限界ってこと。
そういう時に見つかるんですよね。
でも、保護はすんなりいきませんでした。
なぜなら、
「付近で複数の飼い猫を外にも出しているお宅がある、親の住処に違いない」
という話になってしまったから。
近隣では、毎年子猫が見つかるとそのお宅にもっていって置いてくる
だから、もっていけばいい!!
とアドバイスされてしまった依頼者さん。
移動するだけでも親が来なくなるリスク、しかも、関係ない場所においてきたら、衰弱死しかありません。
さらに他の猫たちの餌食になることさえあります。
確証もないのにそんなこと、絶対やってはいけない!!
「とにかく引き取ります!!」
思わず叫んでしまいました(´;ω;`)
近隣から疑いの目を向けられているお宅も心配になり訪ねてみると、大人しそうなご夫婦。
飼い猫は4匹のオスだけ。
周りから、猫を集めていると誤解されているため、事故にあってるなどとしょっちゅう連絡が…
違うよ、と言っても信じてもらえず、放置するのも忍びないのでその都度、遺体を引き取って埋めてきた。
子猫が段ボールごと玄関に置いてあっても、親がいないからどうすることもできず、亡くなるのを見送るしかなかった…
当事者にとって、とても残酷で理不尽なことですね。
実際、出入り自由で複数飼っているとこうした誤解をされている場合がよくあります。
つまり、猫を迷惑と感じる人のいろんな想像が言葉になり、それが事実のように広がっていくんです。
日本人の特徴
「迷惑をかけない」ことが最大の社会規範
逆を言うと
「迷惑をかけられたら何をしてもいい」
と思いやすいし、周りもなんだか納得してしまう。
これは特に要注意の感情です。
しかも嫌いな人にとっては、猫も虫も敵同然という恐ろしい側面も
その辺り、猫が居そうな大きな木材置き場や倉庫が点在。
いても不思議ではないんですが、
「誰か犯人を見つけたい」
という意識、どうしても強く働いてしまうんですね。
昔ながらの、出入り自由の飼い方、どんなに田舎でもこういう問題が起きています。
良くも悪くも人の意識が変わっています。
とにかく室内飼育をしないと守れない!!
家の子も、外の子も です!!
今回、もし、子猫をよそのお宅に放置してきた場合、警察に連絡するところでした。
命を軽々しく扱わない!
文化国家として当然のことです。
法律ができても、実行するのは私たち市民ですね。
意識を高く持ちたいものです!
≪ 動物愛護管理法 ≫
・愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→5年以下の懲役または500万円以下の罰金
・愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・愛護動物を遺棄した者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金
とってもかわいらしい生後3週間ほどの兄弟
現在預かり宅にて成長中です!
育っていく様子発信していきますので、お楽しみに(^^♪
(まだまだ体調を整える大切な時です。面会は5月半ば以降になる予定ですので、見守ってくださいね)
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