今日は、様子を見せていただくだけのつもりでした。
でも、一目でそんな悠長な状況ではない!と判断。
看取り覚悟で引き取ってきました。
9歳になったばかりのトイプードル
ふく君
段ボールの中で横たわり、かろうじて息をしているだけ。
聴けば、長年、てんかんの発作が頻発する状況なのだとか。
てんかん発作は、その都度、脳に大きなダメージを与えます。
体のコントロールが効かなくなり、行動異常も、生きるための自律神経もくるってしまいます。
とにかく発作を止めるのが最優先。
病院にはかかっていました。
でも、薬が効いていない。
飼い主は83歳のおばあちゃん。
可愛がっていた孫は、進学のため高山を離れました。
ふく君、元々は、ちゃんとトリミングもワクチンも受けていた
お部屋は、おばあちゃんの几帳面さが現れていました。
でも、今は、動くのさえままならない体調。
ふく君が発作を起こしても何もできません。
昨夜も、苦しさからおしっこが飛び散ったところを、のたうち回ってる・・・
これ以上みていられない💦
涙ながらに語られる、辛さ悔しさ。
その場で引き取りを決意しましたよ!
最近 相次いでいる、
・高齢の方の飼育不能問題
・子どもが家を巣立った後残される場合の問題
どちらも、ライフサイクルの見誤りや、見通しの甘さは否定できません。
犬猫は今や15年以上の寿命があります。
70代前半で迎えても体力が続かなくなる80代、まだ犬猫はいるんです。
しかも、彼らもケアの必要な時期に入ってる!
世話ができなくても、人に託しても、悲しい、寂しい。
手元に残して共倒れになってしまう。
子供が10歳の時に迎えた場合、18歳で進学や就職のため家を離れると、まだ、犬猫は8歳。その倍の寿命があります。
両親が中心での飼育ならば問題ありませんが、「子供のため」として、世話の主体が子供だった場合、一気にネグレクトが深刻化していきます。
締め切った小さな部屋、出られないケージ、餌・水こそやってあるものの、とても幸せや安らぎとは程遠い環境。そんな中で息をひそめ、人を見ると逃げ回る猫・・・
散歩も一切されず、呼んでも呼んでも 見向きもされない犬・・・
地元を離れた子供は、実家ならば、と安心しきって新しい世界に関心が向いていきます。それが若者のモラトリアム期間、責めることもできません。
こういう実態が、本当に山ほどあるんです。
もう一つ大問題!!
それは、売る側!
販売には、チェック項目、確認しなければならない基準が存在します。
でも、それをしっかりやっているショップは少ないのが実態。
80過ぎの人に大型犬を売る。
70代から、子犬、子猫を買う。
バックアップがあれば問題ありませんが、なくても売る。
泣きながら託される方、譲渡した後になっても返してくれ! と怒る方。
人生の最終盤に心の一部を引き裂くようなことになる、売る側に問題はないのでしょうか?
全て自己責任??
そして、
「動物でも飼えば?」
安易に言われる、寂しさ対策。
連日、こうした訴えやヘルプを目の当たりにして、
命をモノと錯覚していることのしわ寄せ、弊害をものすごく感じます。
どうか、今一度、
「犬や猫の寿命の途中で、人のライフサイクルが必ず変わる」
という事実をしっかり考えてほしいんです!!
動物は、『寿命』という命を持っています。
その目指すところは、最期まで全うすること!
動物と暮らすことは、
最期まで全うする!責任を共有するということ。
周りにいませんか?
危うい状況の方。
早期声掛け、早期対応、絶対に欠かせません!!
みなさん、
「もしもの時どうする?」
「避妊手術してある?」
これを合言葉に、命と心、守るための力をお貸しください。
もう、悲惨な現場はたくさんです!
ふく君 明日は病院に行ってきます!!
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ゆうちょ銀行から 記号12410 番号30532551
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