ノラ猫はどこから来るの?

みなさんはノラ猫ってどこからくると思いますか?

外にいる猫が子供を産んだんでしょ?と思いますよね。
ですがそもそもその外の猫はどうして外にいるんでしょうか。

ノラ猫の発生源は2種類しかないと言われています。

ひとつは捨て猫
人間によって家から捨てられてしまった猫です。

もうひとつは未手術の出入り自由の飼い猫
家猫は完全室内飼いという考えが少しずつ浸透してきてはいますが、いまでも家の中と外を自由に行き来できるように飼われている猫は少なくありません。
その猫が避妊去勢手術をしていなかった場合、外で子供を作ってしまいノラ猫が増えることになるのです。

外の世界は過酷です。
それは寿命だけみても明らか。
完全室内飼いの猫の平均寿命は15歳以上。
対して、ノラ猫の寿命は3~5歳といわれています。

ノラ猫の寿命が短い理由は、ウィルスや寄生虫などの感染症にかかりやすいことや、交通事故や怪我をする可能性が高いことがあげられます。
また、暑さや寒さ、ご飯が安定して手に入らないことなども寿命を短くする原因となります。

毎月もふっこひだで行っているTNRは、こうしたひもじい、痛い、寒い思いをして亡くなる子をなくしたい、という思いで行っています。
すべての猫たちを保護できればいいですが、場所的にも金銭的にもそれは不可能。
地域猫として地域の方々に見守っていただき、安定してご飯をもらえたり、あたたかい寝床を用意してもらえたり。
お世話してくださる方々がいらっしゃれば、地域猫たちはノラ猫より穏やかに長生きできます。

もしもノラ猫が増えて困っている地域がありましたら、安易に山奥に捨てに行く(動物の遺棄は犯罪です)、保健所で殺処分してもらう、などは考えず一度ご相談くださいね。