チカオ里親さんが決定しました☆

マンチカンのチカオ、里親さんが決まりました!
お子さんが2人いるご家庭で、猫を飼うのは初めて。
一生懸命勉強しながらかわいがってくださっています。
チカオはお子さんたちともすっかり慣れ、撫でられてもリラックスしてされるがまま!
ずっとのお家が見つかってよかったね!

チカオは高齢の男性が一人暮らしで飼っていました。
チカオのほかにも先に里子にいったアンと今は預かりさん宅にいるやしろも一緒でした。
しかし、この男性が急に倒れられ救急搬送。
1週間後に亡くなってしまいました。

この男性は「自分になにかあったら猫たちを頼む」とお知り合いに頼んでおられましたが、このお知り合いも高齢男性。
猫たちをどうしていいか分からず、アンとやしろを外に出してしまいました。

周りは猫嫌いのお宅も多く追い払われ、梅雨で毎日雨が降る中、行く当てなくさまよっていました。

2階の窓が少しだけ開いていて、何とかよじ登ったアンは、キャットタワーにポツンと佇む姿が目撃されました。でも、やしろとチカオは入れず…

特にチカオはマンチカンで足が短く、到底無理。

どんなに心細くひもじかったことでしょう。

人に置いていかれ追い払われ警戒心を持ったこの子たちは、保護するのに1週間くらいかかりました。

保護してみたらゴロニャンで、飼い主さんからはかわいがられていたようです。

今、犬や猫の寿命は延び、長いと20年以上生きることもあります。
60歳から子猫を飼い始めると、20年生きたら80歳。
犬や猫も認知症になったり、動けなくなり介護が必要になったりします。
80歳でそのお世話ができますか?
病院に連れていくことができますか?
お子さんやお孫さんがいるから大丈夫?
お子さんも60歳前後でおじいさんおばあさんの介護が必要かもしれませんし、お孫さんは独立して飛騨を離れるかもしれません。
これから犬や猫を飼おうという人は先々のことまできちんと見据えて考えていただきたいのです。

もう一つ、この時に悲しいことがありました。
チカオ・アン・やしろの元飼い主さんは庭木がお好きで、庭をきれいに整えられ、メダカもいくつかの鉢に分けて飼っていらっしゃいました。
そのメダカたちがある日突然、何者かによって盗まれたのです。
しかし一緒にいた金魚は残されていました。
メダカはいま高級品で、高いものだと1匹数万円で取引されることも。
お金目的で盗んだのなら悲しいことです。
せめて形見として大切に飼ってくれていることを願います。

チカオは実は保護当初、女の子だと勘違いしていました。
最初はチカと名付けたんですが、後から男の子だということが発覚!!
チカオという名前になりました(笑)