今年もあと残すところ、1日を切りました。
春の柴犬多頭飼育崩壊に始まり、またしても奥山への猫の遺棄、飼い主さんが亡くなった猫たちの保護、多頭飼育引き取りと不妊手術・・・
そして、行方不明捜索依頼の多さ、犬のネグレクト相談の増加。
毎年とはいえ、休む間もなく次々と難問が途切れない一年でした。
コロナが落ち着き、社会が活発に動き始めたことや、「地球沸騰の時代」とも称される気候の変化で、生き物たちの置かれる環境が、今まで通りではいかなくなっています。
変化に気づいて心配する人、全く意に介さない人。
ギャップは地域の摩擦となり、気づいてしまった人の心を苛みます。
また、高齢化、孤独化していく社会の中で、心のよりどころを動物に求める傾向と、いざというときの用意が全くないまま飼育されている現状。
「動物飼育は趣味」ではなく、生活と生き方です。無計画な飼育は生活の質を下げ、福祉を難しくする社会的問題です。
変化に気づく、いざというときを考える、どちらも「想像力」が欠かせません。
「想像力は」言い換えると「おもいやり」でもあり、これなくして安心な社会は作れないと感じます。
何とか打開すべく、今年は、特に福祉行政への働きかけや連携を強化することに力を注ぎました。
活動を始めた10年前には想像もできなかった、福祉行政との連携が少しづつ具体化し、話し合いの場や研修会を持ってくださるところも増えてきました。
人と動物の福祉は同じ土俵にあります。
なぜなら、共に暮らす最も近い存在で、互いに影響が大きい立場にあるから。
そして、そこには「情」という心の存在があります。
休んではいられません。
昨日より今日、そして明日、必ず何かが変わります。
できるなら願う方向へ!
皆様のご協力と応援のおかげで、少しずつ確実に前進しています(#^.^#)
私達だけでは到底及びもつかないことが、多くの方の思いを載せて動いています。
心よりの感謝と、引き続きの応援をよろしくお願いいたします<m(__)m>
どうぞ素敵な大晦日をお過ごしください💛
令和5年12月31日
NPO法人もふっこひだ 一同
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