あまりにもショッキングな事件が起きました。
「最近、空き地だった場所にプレハブが置かれて、たくさんの小型犬と人もいる。どう見ても不自然。何が起きているのか不安で…」
というご相談。
調査を試みたところ…
何と、全く日本語の通じない外国の人が数人と小型犬がいっぱい!!
ざっと見て、トイプードル10頭ほど、Mダックス、チワワ、テリア種など。
前日に出産したばかりのお母さんと6匹の赤ちゃんまで、20匹あまり。
翻訳ソフトを使ってかろうじて聞き取ると、この子たちを販売している。
つまり、闇ブリーダーです!!
現在「動物愛護管理法」では繁殖販売者に
・届け出や資格、講習
・適正飼養するための基準(広さや施設・人員など)のクリア
・犬の登録や狂犬病予防接種など法の順守
・生後56日以前の販売禁止
・各種管理帳簿の記載と報告
など様々な手続きやすべきことが義務づけられています。
当然そんなこととは無縁なのは明らか!
実は、こういう事例とても多いんです。
大手のショップチェーンなども、仕入れ先はこんな感じ、なぜか公然の秘密。
室内は、移動して間もないからかまだそれほど汚れてはいないものの、2段ベッドの上のような所に網を張って飼育、とても通常考えられないような状況。
基準など知らないのでしょうね。
警察、保健所が入りました。
でも本当にショックなのはここから…
保健所からは、「さほど汚れていないし、虐待とは言えない」
という耳を疑う回答!
まって!! その前に法律は?
「動物愛護管理法」の趣旨とは?
闇でうごめく違法ブリーダーやショップ。
そこでただ商品の製造機としてしか扱われず、弱っても気にもかけられず使い捨てられている多くの親犬猫たち。
廃棄のように扱われる売れ残りっ子や、見栄えの悪い子。
ショップで売られる多くが、このような犠牲の上に成り立っている事実!
何度取り上げられても、すぐに忘れ去られています。
ショーウインドウに並んでいるかわいらしい子たちのルーツが、こんな状況であることに、いつまで目を背ける?
そういう社会は、人間同士の弱者へも同じ扱いをします。
人は、必ず老い、弱者となって死んでいく…明日は我が身だという事に早く気付かなきゃ。
この子たちは、「地域を立ち去れ」という保健所の指導に従い、次の日には消えました。
あの生まれたばかりの子たちも…
この寒空の下どこへ?
通報者さん、現場を見たスタッフ
「自分たちのせいであの子たちがもっとひどい環境になったのでは…」
自身を責めています。
≪おかしくないですか??≫
法は適用されませんでした。
確かに、簡単ではない深い闇があることも承知しています。
それでも手をつけなければならない問題です!!
厄介払いをすればすむのでしょうか?
何の為の法律でしょう??
<イギリスのルーシー法>
生後6ヶ月以下の子犬子猫は、認定ブリーダー又は保護施設でしか手に入らない。
8週齢未満は禁止。
飼いたい人は、何度も通って一緒に訓練を受け学ぶ必要があります。
要は、不適切な繁殖販売・購入は禁止、という事。
命と暮らす、家族にしたいのなら当たり前のことです。
無知なための虐待や、不適切飼育、ネグレクト、なぜこんなに多いの?
【お願いです】
皆さんの近くにも、こうした人が流れてくる可能性があります。
少しでも異変を感じたら、すぐに通報してください。
保健所、警察、なぜか取り合ってもらえないことも多い。
でも、数多く当たればきっと真剣に取り組んでくださる職員さんだっている!
そう信じています!
(今回、警察の方は前向きに当たってくださいましたが、悔しいことに追い払ってはどうしようもありません)
皆さん、アンテナを高く張って、こうしたことを許さない社会にしませんか??
社会が許さない、そうした所から買わない、それが大切ですよね。
こうした人たちは広域に動きます。仕入れている大きな業者がいると思われます。
拡散よろしくお願いします<m(__)m>